
~EBITDA~
EBITDA とは、Earnings Before Interest, Taxes, Depreciation and Amortization(税引・利払・償却前利益)の頭文字をとったもので、イービッダとかイービットディーエーなどと呼ばれます。
EBITとEBITDAの違いは、EBITは、支払利息と税金を無視した利益を表しますが、EBITDAはこの二つに加え、有形・無形固定資産の償却費まで無視した利益を表します。Depreciation(デプリシエーションと読みます)は有形固定資産の減価償却、Amortization(アモチゼーションと読みます)は無形固定資産の償却のことです。
M&Aの結果として、多くの企業が多額の「のれん」を計上しています。この、のれんの償却方法が、日本とIFRS・米国では異なり、日本では定期的に償却を行うのに対し、IFRS・米国では行いません。したがって、M&Aを行い、多額ののれんが生じた場合に、どの会計基準を適用するかにより、利益に大きな差が生じることになります。このような場合に、EBITDAを用いれば、のれんの償却方法による差が生じないので、より正確な投資判断が可能になります。
有形固定資産の減価償却は、同じ国の企業といえども、会社のポリシーによって異なる場合も一般的です。
税金と支払い利息を無視することの理由は、異なる税体系と異なる資本構成の会社の利益を比較するためであると、EBITで説明しました。
以上のような相違点を克服し、より正確な業績比較を行うために、EBITDAが有効なのです。