
~ Equity Growth Rate ~
イクイティ・グロウス・レイトと読み、資本増加率、資本伸び率などと訳されます。
| 資本増加率 | = | 今年度の資本 | |
| 前年度の資本 |
例えば、ある会社の今年度の資本が1,200億円で、前年度の資本が1,100億円であったとします。この場合の資本増加率は、
| 資本増加率 | = | 1,200 | = | 1.090909… | = | 109.1% | |
| 1,100 |
と計算されます。
資本は大きく分けて、株主からの払い込みである資本金(資本剰余金も含む)と、会社の利益の蓄積である利益剰余金から成ります。このうち、利益剰余金が増えることによる資本の増加は、生み出された利益が会社に蓄積されていることを意味します。
オーナー企業の場合、資本の増加は自身の富の増加そのものです。よって、資本増加率の向上は無条件で歓迎すべきものです。
一方、上場企業のように株主と経営者がはっきり分かれている場合、過大な利益剰余金の蓄積を、配当が十分になされていない結果として見ることもできます。よって、株主や投資家にとっては、資本増加率の向上が必ずしも許容できるものとはかぎりません。
経営者が利益を配当せず会社に蓄積している理由として、将来の成長をもたらす大きな投資を計画していることがあります。このような場合、株主は、すぐに配当を受け取る方が良いのか、それとも、投資の成功を信じて将来のより大きな配当を期待するのか、判断しなければなりません。
とはいえ、配当が少ない上に経営陣の思い描く計画では大きな成長が見込めそうもないとなれば、株主は株の売却を決断することになるでしょう。