
~生産性分析 (Productivity analysis) とは~
インプットとアウトプット
生産性とは、インプット(投入量)に対するアウトプット(産出量)の効率性を表します。つまり、投入量に対してどれくらいの産出量があるのか、を表します。
企業にとって、インプットは経営資源、アウトプットは付加価値を意味します。よって、生産性分析(Productivity analysis)では、投入した経営資源からどれくらいの付加価値を得ているか、ということを分析します。
企業は、株主や銀行から集めたお金をいろいろなものに投入します。具体的に言えば、ヒト(労働力)・モノ(設備)・カネ(資金)です。そして、企業はこれらヒト・モノ・カネを使って経営を行い、収益を上げます。つまり、経営資源とは、企業が持つヒト・モノ・カネを指します。
一方、付加価値とは、企業が新たに生み出した価値を指します。
企業は経営資源を使って収益を生み出しますが、その収益の中には、仕入れた商品の価額や調達した原材料の価額などがふくまれます。それら仕入商品や原材料などは、企業外部から購入してきたものです。つまり、収益として企業に入ってくるお金の中には、外部から購入する時に支払ったお金を取り戻している部分があることになります。
外部から購入したものは、企業がヒト・モノ・カネを使って生み出した価値ではありません。一方、企業が経営資源を使って生み出すものが、収益です。そこで、収益から外部調達価額を除くことで、企業が新たに付け足した価値がわかります。すなわち、付加価値とは、収益から外部調達価額を差し引いた金額、ということになります。
経営指標として用いる場合の付加価値の計算方法としては、控除法と加算法があります。控除法では、売上高から商品仕入高や原材料費などの前給付費用(外部購入価格)を控除することで、付加価値を求めます。加算法は、付加価値をヒト・モノ・カネ、利益といった構成要素別に計算し、その合計額として求めます。
控除法 : 付加価値=売上高-前給付費用(外部購入価額)
*前給付費用・・・商品仕入高、原材料費、運賃など。業態によって算入する要素が違う。
加算法 : 付加価値=当期純利益+人件費+金融費用+賃借料+租税公課(+減価償却費)
生産性分析で使う主な指標
・労働分配率
・労働設備率
・設備投資効率