
~ROE~
Return On Equity(株主資本利益率) の略でアールオーイーと読みます。 ROEの値が高ければ、高いほど、「株主にとって儲けてくれるいい会社である」ということになります。下の式で計算されます。
| ROE | = | 当期純利益 (Net income) | |
| 株主資本 (Stockholders’ equity) |
当期純利益というのは、1年間*の会社の儲けです。この儲けた金額の一部を株主に直接現金で返したり(いわゆる配当)、そのまま会社内に蓄えておいて(いわゆる内部留保)、その会社の事業拡大のために使われることになったりするわけです。幾らを配当に回し、幾らを内部留保にするかという判断は会社の経営陣が行いますが、株主は会社の「所有者」ですから、この儲けの全ては本質的には株主のものです。
だから、株主総会で了承が必要となるのです。
さて、この会社の儲けは多ければ多い方がいいわけですが、出資している株主の立場から見ると、自分達が出資した金額に対してどのくらい儲けているのか、が重要になってきます。
こういう例を考えてみましょう。2008年3月期決算で、A社もB社も同じ1億円の儲けがありました。ところが、A社の株主資本は20億円で、B社の株主資本は10億円です。つまり、両者のROEを計算してみると、次のようになります。
| A社のROE | 1億円 | = | 0.05 | = | 5% | |
| 20億円 |
| B社のROE | 1億円 | = | 0.1 | = | 10% | |
| 10億円 |
株主が出資して出した金額に対し、A社は5%の儲けであったのに対し、B社はその2倍の10%の儲けだったわけです。つまり、A社とB社に同じ金額を出資したとすると、B社のほうが2倍儲けてくれるわけです。
したがって、純利益は同じでも、B社のほうが、株主にとって2倍儲けてくれる良い会社である、ということになるわけです。もし、両者が上場している会社であれば、B社の株価の方が間違いなく高くなるでしょう。
*中間決算であれば、半年、四半期決算であれば、1年間となります。