
~ Working Capital ~
ワーキング・キャピタルと読み、運転資本と訳されます。
| Working capital | = | 流動資産(Current assets) | - | 流動負債(Current liabilities) |
*流動資産=Working capitalとし、上記の式をNet working capital(純運転資本)と呼ぶこともあります。
流動資産は現金及び1年以内に現金化する予定の資産であり、流動負債とは1年以内に返さなくてはならない借金ですから、支払能力という観点から見ると、運転資本は多ければ多い方がよさそうです。
しかし、資金という観点から見ると、企業にとって買掛金や未払金は無利子の資金提供を受けているようなものです(この観点から見れば、流動負債でも金利が支払われるものは固定負債に入ります)。すなわち、企業が投資家から必要とする資金の金額は、
| 流動資産-流動負債 (→運転資本) |
+ | 固定資産 | = | 固定負債 | + | 資本 |
ということになります。
A社の資産構成が流動資産=500円、固定資産=2,000円であったとします。仮に、流動負債=200円であったとすると、A社が事業を営んでいくのに必要な資金は次のように計算されます。
| 500円 | + | 2,000円 | - | 200 円 | = | 2,300円 |
一方、流動資産 = 400円であったとすると、A社が事業を営んでいくのに必要な資金は
| 500円 | + | 2,000円 | - | 400 円 | = | 2,100円 |
で済むことになります。
したがって、資金の観点から見れば、運転資本が少ないほうが、より良いということになります。